１つの考え方として、とても参考になる本だよ！
一言で、この本を要約してみます。
「モノから解放されて自由に生きるために、ミニマリストという選択肢があるよ！！」
私自身、モノを減らしてきたので、プチミニマリストかなぁと思っています。
しかし、この本を読んで、さらに「手放すこと」を実践してみました。
気持ちよく手放すことを、応援してくれる本です。
本記事では、この本の私なりの解釈と実践して良かったことをお伝えします。
幸せとは？
世界の国「幸福度ランキング」、たまに耳にしますよね？
では、幸福度ってどうやって測定しているのでしょうか？
「その人が幸せと感じるかどうか」を聞いているだけです。
幸せとは「自分の解釈次第」ということです。
これって人からは分からない、見えないものですよね？
そこで多くの人は考えました。簡単に幸せアピールできる方法！
それは「モノを多く持つ」ことです。
「他人の目を意識し、多くのモノに囲まれる生活」。これが本当に幸せと感じるか。
胸に手をあてて考えてみます。
ミニマリストの定義
「大事なもののために減らす人」と定義しています。モノを減らして大事なことを発見します。
ミニマリストとして有名なのは、スティーブ・ジョブズ。
彼はこう言っていました。
「何をしているかと同じくらい、何をしていないかを誇りに思っている」
良い商品をつくることに集中するために「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を重視したそうです。
「モノ＝外側」 とすると 「自分＝内側」 です。
モノ（雑音）を減らし、禅や瞑想で内側に目を向けることで、日常生活でも集張力が高まる！
彼の大事なものとは、世の中に最高のiphoneを出すことだったのでしょうね。
そのために極力雑音を減らし、集中力を高めることを重視したのかなと思います。
ミニマリストのメリット
モノの支配からの解放
背伸びして、高級車を新車で購入しました。
「小さな傷がついてしまった～。毎週洗車もしなくちゃ！車検はいつだっけ？」
頭の中のメモリーが、車にとらわれています。
これってモノに支配されていないでしょうか？
「あっ、ガレージも必要かな？」。モノがモノを呼びこみ始めます！
必要なものだけであれば、モノに支配されることは無いでしょう。
車を手放したおかげで、徒歩が増え、体重が5kg減りました。カーシェアやタクシーで十分です。
モノのステータス性がはぎとられる
「比べること自体つまらない。どうせ「慣れ」→「飽きる」のループなのだから。」
筆者はこのように言っていました。
私も時計にこだわっていた時代がありました。
チープカシオ→Gショック→ロレックス
結局、ロレックスも長年付けていると、また新しいものが欲しくなります。無限ループです。
ロレックスや高級車もレンタルできる時代です。
たとえロレックスを身にまとっている人がいても、それは1日限りのレンタルかもしれない・・・。
モノでステータスは計れません。比べても意味がありません。
結局、私はロレックを売り、AppleWatchを愛用しています。（シリーズ3→7と愛用中）
他人と比べるのではなく、本当に便利と思えるものです。
人と比べなくなる
「モノ」は優位性をすぐに比べられます。
あなたよりお金を稼ぐ人がいます。その人よりもさらに稼ぐ人がいます。
同じく、良いモノを持っている人も沢山います。
これって、比べても不幸しかありません。
一方、「経験」は比べられません。
仲間とのキャンプ、釣り、旅行、映画での感動、これらは自分だけのものです。
そして、幸せの持続時間が長いものです。
自分がどうしたいか、自分にフォーカスを充てるようになります。
環境が変わるのではなく「行動」が変わる
部屋のモノが少なくなっても、たいして幸福度に影響はありません。
そこから「行動」が変わることで、大きな幸福度を得られます。
空いたスペースで身体を動かして、体系がスリムになった → 趣味が広がった！
モノが少ない → １つのモノに感謝！
もし原始人が、包丁を手に入れたらどうでしょうか？
「なんて便利な道具なんだ！」と感動し、包丁に感謝します。
しかし、包丁以外に、大量の服、車が手に入ったら、包丁への感謝はなくなります。
モノが少ないからこそ、ありがたさに気づき感謝します。
その積み重ねで、肯定マインドが自然と身につき、結果として幸福度が上がります。
手放す方法5選
では、具体的に手放すために何をしたよいのか？
本書では具体的に手放す方法が80個紹介されていました。特に心に残った5選、紹介します。
もう一度買いたいと思えないものは手放す
「トキメクかどうか」の判断基準も有名ですが、もっと簡単なのがこれ。
もう一度買うか？と自分に問いかけると、案外簡単に決められます。
1年使わなかった洋服を筆頭に、捨てるかどうか迷っている時点で、必要ないモノがほとんどでした。
逆に、本当に必要なものは返ってきます。絶対また買います！
シンプルな考えでよいと思います。
メルカリや出張買取を利用する
いざ捨てる、と決めても「高かったのになぁ」という気持ちが拭えません。
こんなときは、「メルカリ」を使いましょう。
10年前の野球選手の応援ユニフォームを、3,000円で出品したら3分で売れました。
モノが多くて、１つずつ出品が面倒であれば、出張買取がオススメです。
モノが減る。お金になる。一石二鳥です！！使わない手はありません。
写真に撮って残す
最後のボスが現れました！「思い出の品」です。
よく言われていますが、スマホで写真をとって捨てましょう。
思い出の品、今までに何回見返したでしょうか？
デジタルの方が見返す回数が、圧倒的に高いです。
手放すことは「失い」ではない、「得る」ことである
時間、スペース、自由、掃除のしやすさなど、得ることが沢山あります。
気分的に手放すと「失い」と思いがちですが、それ以上にメリットがあるのです。
モノを作ってくれた生産者の方、今まで支えてくれたモノに対して、感謝の気持ちで手放しましょう。
安いという理由で買わない
私自身、ユニクロのセール品に反応してしまいます。
季節の変わり目に購入し、一度も着用しない。こんなことが沢山ありました。
「安い」という金額だけにとらわれていますが、よく考えてみてください。
持っているだけで、意識のメモリーが消費されます。
管理コストが増えます。実は、安くないのです。
まとめ
これらの考え方は、生き方としてありかな、と思っています。
同様に「モノを多く持っている人を責めない」ということも、とても大事です。
ミニマリストの定義は「モノを減らして大事なことを発見する人」です。
そのためのモノの量は、人それぞれです。
それが多いか、少ないかは自由なのです。ミニマリストに捕らわれて、モノが少ない対決しても苦行が待っているだけです。
私は洋服の量が、圧倒的に減りました。「清潔感」は意識していますが、最低限のモノで困ったことがありません。人の目も意識せず、気持ちよく生活できています。
幸福につながる考え方の１つとして、とても参考になる書籍でした。オススメの1冊です。
【参考】世界1周できるミニマル・バックパック紹介（11選）
世界一周しても困らないという厳選された持ちモノが紹介されていました。
私自身、キャンプや旅行が大好きなので、特に気になったものを紹介します。
【おすすめ品】
1.MacBook
これ1台で世界のどこでも仕事できる！
2.monbelの寝袋
これがあれば、寒い場所でも寝れる。モデルは、ダウンハガー800＃3
3.Hannessy Hammock
引っ掛ける場所さえあれば、どこでも寝床になる
4.ソーヤーミニ
汚れた水でも安心して飲める。ポータブル高性能浄水器。
防災用に私も購入！
5.ヘッドランプ（ブラックダイヤモンド社製）
暗い場所を照らすだけでなく、ランタン代わりにもなる。
6.シュマグ（アラブスカーフ）
ストールだけでなく、1枚でマスク、帽子、タオル、緊急時のろ過になる。
7.洗濯物干しロープ
SEA TO SUMMITのロープ。22gとコンパクト。洗濯物がずれない仕組み。
安いし、小さいし、格安旅行・キャンプでも幅広く使える。購入しました！
8.エマージェンシーブランケット
SOL社製がガサガサせず、しなやかで良い。私も購入済み。
1個持っていると、安心感が段違い。しかも安い！
9.MOLDEXの耳栓
最高レベルの遮音値を提供する耳栓。過去ブログにも書きましたが、東日本大震災で役立ったものの１つ。
10.LEATHERMAN ( レザーマン ) マルチツール
SQUIRT PS4というモデルを愛用。はさみ、ナイフ、やすりなど充実。
11.モレスキンのノート
旅行者にメッセージを書いてもらったり、日記など。欠かせないアナログノート
こんな記事も書いています。
身軽に行動するために、おすすめのリュックを紹介しています。どれも機能性抜群のものです。
震災時、持っていてよかったものを書いています。ミニマリストは、身軽なのでモノでけがをするリスクも減らせます。
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