東日本大震災から10年が経ちました。
もう10年たったのか、早いなぁ
当時の記憶が鮮明に残っているので、10年という年月に驚くかぎりです。
先日、NHKニュースで、こんな記事を読みました。
南海トラフ巨大地震が、今後30年以内に発生する確率=80%
もしかすると、30年たってもこないかもしれません。
しかし、明日起きてもおかしくはありません。
誰でも不安になるのは、当然かと思います。
だからこそ、私たちができることは、備えることだと思います。
怯えているだけの生活では、何も生まれません。
不安や心配な気持ちを軽減させるためには、準備するしかないのです。
・備蓄したいけど、賃貸だし置き場所がない。
震災を経験した私が、当時感じたことをお伝えします。
震災での体験
震災当時、私は賃貸・一人暮らしでした。
そして、仕事中に、震災が発生!
幸い怪我もなく、1時間以上かけて歩いて帰りました。しかし、マンションの前について愕然!
鉄骨が見えているし、壁もヒビだらけ。
「こりゃ、住めないな・・・」
倒壊の危険を感じました。
なんとか部屋に入って、短時間で必要最低限のものをリュックにつめこみました。
そこから、近くの小学校での避難生活が始まります。
避難生活で役立ったもの3選
食料や水など、生きるために必須なものは、今回の3選から省きます。
・賃貸など、置く場所に余裕のない方でも準備できるもの
このようなコンセプトで紹介します。
避難場所に持って行って、実際に役立ったもののみ、厳選しています。
耳栓
小学校の体育館で寝泊まりしました。
体育館については十分お分かりかと思いますが、とても音が響きます。
そして、その中にたくさんの人が避難しています。
生活環境がガラっと変わったことで、なかなか眠れないことにくわえ、
いびき、泣き声がサラウンドで聞こえてくる。眠れません。
その時、リュックのポーチに携帯していた耳栓が本当に役にたちました。
この耳栓は、いろいろな種類が個パックになっているので、近くの人にもあげました。
とても喜ばれたのを覚えています。
今はノイズキャンセリングのイヤホン等、もっとすごいものがありますが、バッテリーが切れたらアウトです。避難場所は基本充電できません。
そこで活躍するのは、結局昔ながらの耳栓です。
価格も安いし、小さいものなので、1つ持っていて損はありません。
ヘッドライト
夜道は街灯もなく、真っ暗になります。
そのうえ、ガラスの破片が落ちてたり、地割れもあったりもします。
私の帰りに道には、電柱の大きなライトが落ちて、粉々になっていました。
普通の懐中電灯だと、片手がふさがってしまい、いざ、という時に受け身がとれません。
また、水をくみにいったり、両手がふさがっているときもあります。
そのとき、頭に取り付けられる懐中電灯は、とても助かりました。
登山の為に買っていものが、防災グッズにとても役立ちました。Amazonでは、よく分からないメーカーのものが安く売っていますが、モンベルなど登山メーカーのものがお勧めです。
水がいらないシャンプー
とにかく水が貴重です。
私は震災後、2週間はシャワー(当然お風呂も)を使えませんでした。
都市ガスの復旧が結構遅れたので、多くの人が私と同じく
お風呂難民だったかと思います。
お風呂に入れないと、一番きつかったのが、頭皮のかゆみです。
当時、体育館で同じく避難生活を送っていた方で、このシャンプーを快く貸してくださった方がいました。本当に感謝しかありません。
これを使ったとき、シャンプーのありがたみ!一生忘れません!
それから、私は常に1本、このシャンプーを備蓄するようにしています。
以上、私が実体験で感じた3選をご紹介しました。
備えさえしておけば、いざという時の後悔は少ないはずです。
私の経験が少しでも役にたてば幸いです。
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